牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~ -5ページ目

福島県「会津磐梯山」、千葉県「銚子大漁節」と埼玉県「吾野機織唄」

≪2011年4~5月ライブのご案内≫


みなさん!

 快い春の季節がやってきましたが、3月の大事件のあと「この先、私たちをとりまく環境は一体どうなるのだろう?」
という不安のなかに暮らしている方も多いことでしょう。


 そんな折ではありますが、私は元気に音楽活動を行っています。

 福島民謡の「会津磐梯山」、 千葉茨城民謡「銚子大漁節」、埼玉民謡「吾野機織唄」などの新曲(←古い民謡ですが)
を引っ提げての4~5月、“こころば”のライヴをご案内いたします。


 私は、昔より雅楽などの日本古来の音楽に興味を持ってきましたが、
最近は、日本の民謡に強い関心を持っています。そこで、いま自分は、
「自分たちが立っている大地に根差した、雑草のような音楽の現代的解釈」
に “こころば”というバンドでメンバーといろいろと創意工夫しながら取り組んでいます。
きっと、このクニに生まれたかたならば、何かしら共感いただける音楽をご提供できると確信しております。


 また、1990年代にホームグラウンドとしてお世話になっておりました
吉祥寺マンダラ2での久しぶり(16年ぶり)のLiveを4月25日に行います。
多摩周辺にお住まいのかたは絶対来て下さい!

 こんな今だからこその、“新しいフォークミュージックの創出の瞬間”に皆様、しかと、しかと、お立会い下さいませ。


☆2011年4月25日(月)
こころばライブ@吉祥寺MANDA-LA2
http://www.mandala.gr.jp/man2.html
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町 2-8-6 第18通南ビル地下
電話:0422-42-1579
♪開場:18:30 開演:19:00 
チャージ¥2000+ドリンク代  
こころばの出番は19時40分頃~です。


☆2011年5月15日(日)
こころばライブ@銀座Miiya cafe
住所:東京都中央区銀座6-3-16泰明ビル4F
電話:03-3571-5402
18:30open /19:00start
Charge \2000+drink order


 ご多忙のなか誠に恐縮ですが、ご家族・ご友人とお誘い合わせのうえ、
ご来場いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

2011年4月17日(日)  dukkiedukkie

はじめ人間ギャートルズ”やつらの足音のバラード”




 ごぶさたしておりました~。


 2010年初の更新がコレ(苦笑)。更新しなくなったのは昨年の夏前ごろ。仕事が忙しすぎました。すんません。いいわけ。



 今年もう終わろうとしていますが、実は昨年、多忙のなか、

バンド版牧歌組合

 再結成を企んでいました(笑)。ですが、”厄年”だったせいか、未遂となりました。



 なのですが、今年末、僕はついにバンド活動を再開しました!


こころば という バンドにベーシスト(ウッドベース)で参加することになったのですっ!!近々さっそくライブがあります。もしよろしければぜひお越しください。



* こころばライブ@銀座Miiya cafe *
銀座Miiya cafe

住所:東京都中央区銀座6-3-16泰明ビル4F
電話&FAX:03-3571-5402

18:30open /19:00start
Charge \2000+drink order



 無理やりジャンルわけすると、フォーク音楽なのかな?

 アコースティック・ギターに、ウッドベースで女性ヴォーカル。ジュディ・コリンズ、ジョニ・ミッチェル、サンディ・デニー、メアリー・ブラック、フェアポート・コンヴェンション、ペンタングル……


 このブログにても取り上げてきた彼女らの音楽が好きな人なら、多分大好きになってくれると思います。ブログでしか会話したことがないかた、あのJASRAC事件のときにお世話になったみなさんと、実際にお会いして楽しいお話をさせていただく機会を、本当に楽しみにしております。


 よろしくお願いいたします!!



 さて、そんなこんなで現在リハーサルおよびベースの練習に打ち込んでいますが、1月9日のライブで

 はじめ人間ギャートルズのエンディングテーマ、

かまやつひろし作曲、園山俊二氏作詞の、

「やつらの足音のバラード」

をカバーします。


 ベースラインを決めるため、耳コピ。やっぱり、音楽の構造を調べることは楽しい。キーはE、3/4拍子。


イントロパートは、以下。


|E |B7/D# |C#m7 |A|
|E |B7/D# |C#m7 |A|
|E |E|


 I⇒V7⇒VIm7⇒IVの

 トニック⇒サブドミナント⇒トニック⇒サブドミナント

の進行。サブドミナント部分でベースはV7の3rdを押さえて、

I⇒VII⇒VI(キーCならば、ド⇒シ⇒ラ)の下降ラインを美しく描く。


 次は、Aパート。


|E |B7/D# |C#m7 |C#m7|
|E |B7/D# |C#m7 |C#m7|
|A |B7 |G#m7 |C#m7|
|F#7 |F#7 |B7 |B7|


 1-8小節はイントロパートのサブドミナント抜き。このことにより9小節目で使われるサブドミナントの鮮烈さが増す。歌詞のインパクトとも連動する(歌詞はコチラ )。

 9小節めからは、

 IV⇒V7⇒IIIm7⇒VIm7⇒II7⇒V7⇒V7

サブドミナントからドミナントセブンス、トニック代替コードのIIIm7から長4度上昇を繰り返して、ドミナントセブンスに戻る。途中ではさむII7はドッペルドミナント。本来ならマイナーでIIm7だが、メジャーにして効果的に使われている。いいなあ。


 Bパートは


|E |A |E |A|
|E |A |D |B7|

I⇒IVのおなじみヴァンプ、そこからIV⇒V7のツーファイヴ。


Cパート、


|E |B7/D# |C#m7 |A|
|E |E

 イントロと同じパターンにて終わり。


 ライヴ是非お越しください。音楽談義しましょう!!

1月9日にこられない人は、12/31のMiiya Cafeのイベントにも参加しますので、こちらもよろしくお願いします。

 

■関連リンク:

銀座Miiya cafe
こころば

■関連記事:

高幡不動尊の”お護摩”



このコンテンツは批評目的によるかまやつひろしの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】


”Make Her Mine”のベースラインを考える (2):Aパート

 イントロパートに引き続き、 ”Make Her Mine”のベースラインを考える。次は、Aパート。


作詞作曲:Hipster Image?

  4/4              
   Dm                Bb
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:-------2-7---5---|-3---------------|
D:-0---------------|-------3---------|
A:-----------------|---------1-------|
E:-----------------|-----------------|

   A7                F
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:---------2---0---|-----------------|
D:-------2---------|-3---------------|
A:-0---------------|-------3-----0---|
E:-----------------|---------1-------|

   Bb                Gm
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:---------3---2---|-0---------------|
D:-------3---------|---0-------------|
A:-1---------------|-----0-----------|
E:-----------------|-------3---1-----|

   Em7     A7        Dm
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:-----------------|-----------------|
D:-------------1---|-0---------------|
A:-----1---0-------|-----3-------0---|
E:-0---------------|---------0-------|


 イマイチダサいかなぁ。


■関連記事:


”Make Her Mine”のベースラインを考える
スウィングガールズ&HipsterImage「Make Her Mine」
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高幡不動尊の”お護摩”

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木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
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このコンテンツは批評目的によるHipser Imageの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

Hipster Image "Make Her Mine"

 あいかわらず、私はしつこいのであるが、アタマの中で、今更ながらのブームを繰り広げている名曲”Make Her Mine”(参照:必読、読まないと流れがわからない )について。


 さて、ベースラインとコード進行のオオマカな洗い出しまでは完了したのであるが、問題なのはメロディラインである。現在構築中のバンドには、ホーン隊は存在していない。


 イントロパートのフレーズはギター or キーボードで出すとして、A及びBパートまでinstrumentalでは単調な感じがするから、歌を入れなきゃならんだろう。


 「歌詞を調べないといかんな」と調べると、YouTubeでオリジナルの音源をsamplingしたものが聴ける(参照 )。ほぼ、スウィングガールズのベースラインとは変化がない。その他にも小西康陽氏が(?)、サンプリングしている音源があって(参照 )、Dマイナー一発のラインを、


作詞作曲:Hipster Image?

  4/4              
   Dm
   +   +   +   +     +   +   +   +    
G:-------2---------|-------2---------|
D:-0-----------3-2-|-0-----------3-2-|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|


 って感じで入れてて、この曲のビートをよく表しているので、この感じでベースラインをアレンジしていくつもり。あと、Jimmy Garrison のアフロブルーな感じ(参照 )も加えたいな。


 で、問題の歌詞であるが、Googleなどで、


「hipster image make her mine lyric」


 と入力して検索しても、それらしきものがない。歌いだしの「そこらへんに女子がいます」(大意:諸事情により本blogでは著作権保護のため、歌詞は掲載しないポリシーとしています)を加えて検索すると、ココ などが見つかった。


 私らの世代では”ナンパ狂”的な歌詞であり、「彼女をオレのものにしたいっ!!」って邦訳して歌うのも、ちょっとはばかれるので、原詩のままいくのがよさげ。


 関係ないが、マイケル・ジャクソン追悼。



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このコンテンツは批評目的によるHipser Imageの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

YUI "Oh My God"

 月~金は毎日死ぬ ほど忙しい。人生でこれほど労働時間を割いたことはないほど、である。


 またまた古い話になってしまうが、正月、福岡の宗像にある妻の実家を訪れ、義理の姉一家と車で熊本の温泉へとでかけた。


 義理の姉は、基本的にJ-Pops(←綴り、正しいか?)のファンで、というか、おそらく歳を取ってきたら洋楽を買いに出かけるよりもJ-Pops(←綴り、正しいか?)をインターネットからダウンロードしても音楽なんて実は楽しめると思うので、そのライフスタイルを選択しているのであろうが、まぁ、つまり、最近のJ-Popsが目的地へと辿り着くまでの約5時間、エンドレスに流れていたわけである。


 そこで、YUIのアルバムを丸ごと、初めて聴いた。物凄くよいのである。


 何がよいかと考えると、ブリティッシュの女性シンガーのような声質なのである。声質のみならず、曲も、レコーディングも、プロデュースされた音楽も、ブリティッシュの香りがするのだ。それも、トラディショナル~パンク~ニューウェイヴ、70年代中盤から80年代初頭にかけての。


 例えるなら、アン・オデル(Ann Odell)。ロクシー・ミュージック(Roxy Music)のブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の「東京ジョー(Tokyo Joe)」のイントロのストリングスをアレンジした才媛。声質は非常に軽くて、POPを絵に描いたように軽くて細くて繊細で神経質な感じがして、ちょっとロリ入ってて、爽やかだけど、どこかしら微量の毒がある。また、例えるなら、ケイト・ブッシュ(Kate Bush)。あるいは、「エヴィータ(Evita)」のジュリー・コヴィングトン(Julie Covington)。とにかく、イギリスの女性シンガーソングライターの匂いが、YUIの音楽にはあるのだ。


 また聴きたくて、「My Short Stories」というアルバムを買った。残念ながら義理の姉の車内で流れていたものとは違ったが、このアルバムもよい。


 特に好きなのは、「Oh My God」。キーはFメジャー(トニック代理のDmのほうが目立つものの)で、

Aパート、

|Bb |C |Am7 |Dm7|

Bパート、


|F |C7 |Bb |Bb|
|F |C7 |Bb |Bb|
|Bb |A7|

Cパート、


|Bb |C |Am7 |Dm7|


AパートとサビのCパートは同じで、

IV-V-IIIm7-VIm7の「サブドミナント→ドミナント→トニック」の3コード代理系。ここが非常に心地よい。YUIは他の曲でもこのコードパターンをよく使用しているようだ。


 義理の姉によると、女房姉妹と同じく、YUIも福岡県出身らしい。よくわからんが、なんとなく、よいことだ。



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ケヴィン・エアーズ「双子座のこども(Gemini Child)」  

ヤードバーズ「幻の十年」
Cream "Crossroads"
Brian Eno "Sombre Reptiles"
木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
草なぎ剛 in 檜町公園「シンゴー、シンゴー」フレーズ解析



このコンテンツは批評目的によるYUIの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

アンディ・フェアウェザ・ロウ「僕は毎日死ぬ」

 循環コード(I-VIm7-IIm7-V7)の一種類しかコード進行がない世界を空想したとしても、おそらく、僕らは音楽を愉しむことが出来ると思う。循環コードのことをコーネル・デュプリー先生は「Ice Cream」と呼ぶのであるが。


 さて、勝手に曲の邦題をつけているが、アンディ・フェアウェザ・ロウ(Andy Fiarweather-Low)の「Everyday I Die(僕は毎日死ぬ)」のコード進行も循環コードだ。1974年にA&Mからリリースされた「スパイダー・ジャイヴィング(Spider Jiving)」のラストに収録されている作品。


ギター:ヘンリー・マカラック

 (Henry McCullough:元Paul McCartney&Wings、Greasebandなど)


ベース:クリス・スチュワート

 (Chris Stewart:元Spooky Tooth、Terry Reid、Aire Apparentなど)


ドラムス:デニー・シーウェル

(Denny Seiwell:元Paul McCartney&Wings、John Denverなど)


・キーボード:ミック・ウィーヴァー

(Mick Weaver:元Hemlock、Keef Hartley Band、Wynder K. Frogなど)

 

 が基本となるバンドセットで、それぞれ60~70年代のブリティッシュ・ロックの兵ミュージシャンであるため、演奏だけでも心地よい。


 キーはCメジャーで、

|Dm |G7 |C |A7|

 の繰り返し(歌パート部分)。つまり、

|IIm |V7 |I |VI7|


 の、循環コード。VI7はIIm-V7のドッペルドミナントとしてのメジャー化。この他、ホーン主体の間奏が、”ご挨拶”程度、「あぁ~単調すぎるから、ちょっと間奏くらいコード進行替えるべか」程度に付け足されているが、あまり面白くないのでソッチは無視したほうがよい。


 さて、循環コードの歌部分であるが、歌詞がなんともすごい。


 何がすごいかというと、希望がないのである。大意としてサビ部分を翻訳してみる。


■□■□■□■□■□↓以下翻訳(大意)。


毎日僕は死んでる。

自分をアホと気づいたが遅すぎた。

あとは人生を浪費するだけだ。

毎日僕は死んでいる。


■□■□■□■□■□↑以上翻訳(大意)。



 なんか途中で気合を入れて前向きになったりしない。無理に頑張ろうともしない。曲始めから最後まで、コノ感じである。明るい歌詞がない。ある意味、非常に潔い。


 だからコノ曲は、もう20年ほどから、お気に入りになっていて、循環コードで遊ぶときは、結構な確率で口ずさんでしまう。マジで、オススメです。


 フェアウェザ・ロウの本職は、一応シンガーソングライターというかロックシンガーなんだろうけど、一時期(1990年代。おそらく今年は同行してないはず??)、エリック・クラプトン先生のバンドで、アコースティック・ギタリストとして、共演していた時代がある。「アンプラグド」でも弾いている。その彼の姿しか知らない人は、ぜひいちど、この曲を聴いて欲しい。

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ヤードバーズ「幻の十年」
Cream "Crossroads"
Brian Eno "Sombre Reptiles"
木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
草なぎ剛 in 檜町公園「シンゴー、シンゴー」フレーズ解析



このコンテンツは批評目的によるAndy Fairweather-Lowの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

大西ライオン「心配ないさ」フレーズ解析

 今更ながら、大西ライオンの「心配ないさ~」フレーズをギターでコピー。


作詞作曲:劇団四季の関係者の先生
編曲:大西ライオン

  4/4              
   C                 Dm
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-8-------8---108-|-10--------------|
B:-8-------8---8-8-|-8---------------|
G:-----------------|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|
   shi     pai nai   sa---


 大西ライオンは、どの番組を見てもキーがCから外れることがあまりなく、絶対音感が優れていると思える。


 だが、音楽力って、皆さんもわかってると思うけど、音程でも絶対音感のほか、相対音感も必要だし、加えてリズム感、それから「人を不快に思わせない美しい音色を出すスキル」とか心理学的な要素や、感動を引き起こすための演出力とか、自分で自分の音を客観的にコントロールするエンジニア的な視点とかも必要になると考えている。


 大西ライオンは、絶対音感以外のスキルは全部ないな。


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木南晴夏嬢をめぐる音楽街道をゆく
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このコンテンツは批評目的による大西ライオンの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

the Yardbirds "Happenings Ten Years Time Ago"

 はてなの「牧歌組合」にて、ヤードバーズ「幻の十年」 のAパートのギターリフを取り上げたが、イントロ分を採り上げなかったので、とりあえず、印象的なそのイントロフレーズをコピる。 

リフ考案:Jeff Beck

  4/4              
   Em
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----------------|-----------------|
B:-------7-8---108-|-7---------------|
G:/9---------------|-----7---9-------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|


 これもものすごいフレーズだなぁ。。。。今日は以上。おやすみっ!



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このコンテンツは批評目的によるジェフ・ベックの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

Brian Eno "Sombre Reptiles"


 ブログを書いていなかった2007年夏、僕は当時在籍していた会社の軽音楽同好会のようなものに在籍していた。その同好会は定期的にライブ活動を行っており、何度かベーシストとして、参加することになった。


 「何らかのネタを持ち寄って」という話になり、「何の曲をやろかなぁ?」と考えたすえ、ブライアン・イーノ(Brian Eno)の「アナザ・グリーン・ワールド(Another Green World)」に収録されている(アナログ盤ではB面一曲目だったなぁ…)「Sombre Reptiles」をやりたくなった。


 そのライブは夏だったし。なんとなく、「Sombre Reptiles」って、盆踊り Music っぽいし。


 バンドは、ギター×2、ベース(わし)、ドラムスの4人編成。だが、原曲のレコーディング音源は、リズム隊は打ち込みっぽいし、ギターも無い。メロはシンセっぽいし、細かいリズムを刻んでいるのは、パーカッションっぽい。ちょっと構成はちがう。いや、かなり違う。


 で、ギターのカッティングで、パーカッションの細かい裏打ちなどを代替するように、アレンジしてみた。キーは、Dマイナー。



作曲:ブライアン・イーノ
編曲:dukkiedukkie

  4/4              
   Dm9
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----10--101010--|-1010--1010------|
B:-----10--101010--|-1010--1010------|
G:-----10--101010--|-1010--1010------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|

   Dm9               Am7
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----10--101010--|-12--10------8---|
B:-----10--101010--|-10--10------8---|
G:-----10--101010--|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|

 と、まぁ、Funkっぽいカッティングで、パーカッションを代替する。ベースは16ビートでワンコードファンクっぽく弾きまくると、なぁんとなく和製盆踊りFunkみたいな曲調になり、非常に気持ちよかった。


 ま、ブライアン・イーノ、日本好きで、お寺でもLiveやってるからね。



■関連記事:
Cream "Cross Roads"
Van Morrison "Wild Night"


このコンテンツは批評目的によるブライアン・イーノの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

Cream "Crossroads"




 仕事が多忙で、暫く更新できなかった。すみません。


 さて、木南晴夏という一人の女優から音楽旅行を行ってきたが、そろそろ、旅を終えようと思う。


 木南晴夏嬢は、浦沢直樹氏原作の映画「20世紀少年」のなかで、小泉響子役を演じた。原作漫画での小泉響子は、

ロックバンド、エロイムエッサイムズの追っかけで、特にギタリスト、ダミアン吉田のファンであった。そして、ダミアン吉田は、ロバート・ジョンスン(Robert Johnson)の「クロスロード・ブルース」で描かれている風景に、とても酷似した経験をするエピソードが描かれている。


━─━─━─━─━─

 イキナリ個人的な話になって恐縮であるが、高校生時代、自分は大学受験のため、木南晴夏嬢生誕の地、豊中市の服部緑地の予備校に、夏休み通っていた。高校二年生の夏休みの終わりのころだ。


 初めてのエレクトリック・ギターを買ったのは、高校二年生の4月ごろであったため、そのころロックの名盤をコピーしたり、偉大なロックギタリストのエピソード本などを収集しまくっていた。


 そのなかのひとつにジャズ批評の「ジャズ・ギターの全て」(正式なタイトルは失念)みたいな本があり、その一節に「ロック・ギターはコレを押さえとけ!」みたいなコーナーがあり、そこで「クリームの"Wheels of Fire"は聴いておかないと人間じゃない」くらいのことが書かれていたので、慌てて予備校帰りに豊中市内のレコード屋で、このレコードを買った。


 で、やっぱり、このフレーズをコピーした。何回も何回も練習した。

 

 いまでもギターを手にとったら、弾きまくってしまう。何回繰り返してもカッコイイそのリフ。細かいところは、モトのかたちを忘れて、自分の手癖に甘えるカタチになってしまっているかもしれないが。。。。。


 キーはAメジャーのブルース。


Crossroads
作曲:Robert Johnson
編曲(リフ発明):Eric Clapton
コピー:dukkiedukkie
  4/4              
   A                 
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----------------|-----------------|
B:-----------------|-----------------|
G:---2-0-2--02-0---|---2-0-2--02-0---|
D:-----------------|-----------------|
A:-0-------------3-|-0-------------3-|
E:-----------------|-----------------|

   A                 
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----------------|-----------------|
B:---2-0-2---------|---2-0-2---------|
G:---2-0-2--02-0---|---2-0-2--02-0---|
D:-----------------|-----------------|
A:-0-------------3-|-0-------------3-|
E:-----------------|-----------------|

   D7                 
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:---------2-------|---------2-------|
B:-----1------1----|-----1------1----|
G:---2---2---2-----|---2---2---2-----|
D:-0---------------|-0---------------|
A:---------------3-|---------------3-|
E:-----------------|-----------------|

   A                 
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----------------|-----------------|
B:-----------------|-----------------|
G:---2-0-2--02-0---|---2-0-2--02-0---|
D:-----------------|-----------------|
A:-0-------------3-|-0-------------3-|
E:-----------------|-----------------|

   E7                D7      
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-----------------|-----------------|
B:-----------------|-----------------|
G:-----------------|---2-5-2-75--5---|
D:-2-2-2-2---2-2---|-4---------7---7-|
A:-2-2-2-2---2-2---|-----------------|
E:-0-0-0-0---0-0---|-----------------|

   A7                      E7
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:---5-------------|-----------------|
B:---5-8-5---------|---5-5-----------|
G:-56------7-5-5-6-|---6-6-----------|
D:-----------------|-7-7-7-----------|
A:-----------------|-------7-----7\--|
E:-----------------|-------0-----0\--|

 今更言うべきことでもないが、とにかくカッコイイ。そして、高校二年生のころの、「来年の夏は、再来年の夏は、オレはどうしてるんやろか??」という不安な心境が、弾く度によみがえってくる。


 大阪豊中の夏。蜃気楼。僕が途方にくれていた緑地公園の十字路。

 ロバート・ジョンスンが跪いた十字路。

 ヤク中のクラプトンが跪いた十字路。

 エロイムエッサイムズ、ダミアン吉田の十字路と小泉響子。

 木南晴夏嬢はおそらく生まれたばかりの豊中の夏。

 楠木正成が戦いに赴いた豊島の十字路。


 歴史と文化、音楽街道はこうやってクロスしまくる。 


━─━─━─━─━─


 旅の終わりは、いつも、その十字路なのかもしれない。ってことで、”木南晴夏音楽旅行”はオシマイ。ちゃんちゃん。



■関連記事:

Van Morrison ”Wild Night”


木南晴夏から楠木正成に至る


このコンテンツは批評目的によるロバート・ジョンスン氏、エリック・クラプトンの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】