宮崎あおい as 銭形愛 in 「ケータイ刑事 銭形愛」
なんかTBSchばかり観ているようであるが、2002年10月6日から2003年3月30日までBS-iで放送されたテレビドラマ「ケータイ刑事 銭形愛」の再放送があり、見直した。リアルタイムでも観ていたが、その後の「篤姫」や「東京メリケンサック」などでの宮崎あおい嬢の成長と活躍を観てきたことを踏まえて時代を遡っても、若い頃からあおい嬢は天才だったのだなぁと再確認するばかりであるが。 今日は、冒頭の説明部分で入るBGMのベースラインをコピーしてみる。
■関連リンク: 銭形愛 公式サイト ■関連記事: 宮崎あおい 味の素「クノール カップスープ」
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要潤&みうらじゅん「親孝行プレイ」
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妻に勧められて「親孝行プレイ」を観ている。「親孝行とはプレイである! 親だからこそ、誰よりも気を遣い、サービス精神を持ち、接待感覚を忘れてはならない(みうらじゅん氏コピーより引用)」というコピーに共感する年頃である。
今日は、冒頭で流れる機会の多いBGMをギターソロにアレンジする。 メロディラインはストリングスにより演じられているのだが、今日はこの曲のサビをギターでコピーしてみる。音楽スタッフとして、SMAPやSoweluに楽曲提供を行っている割田康彦氏がクレジットされており、おそらく彼の作品である。キーはAメジャー。
コード進行は、
のツーファイブ。2小節目は本来IIm7であるものがドッペルドミナント化している。お気楽な楽曲で、長男シンイチ(安田顕)、次男ケンジ(要潤)、三男ユウゾー(斎藤工)が織り成すお茶の間風景が浮かんでくる音楽だ。男性版「やっぱり猫が好き」という感じだ。癒される。
■関連サイト: 親孝行プレイ 公式サイト ■関連記事: 神戸みゆき、要潤&ボビーオロゴン「エバラ 鍋の素 」 【このコンテンツは批評目的による割田康彦氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】 |
寺島咲、黒川智花、福田沙紀、岩田さゆり in 3年B組金八先生第6シリーズ「心の雨」
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先日、草刈麻有出演の金八先生第8シリーズ について書いた。さて、2004年10月15日から2005年3月25日まで放映された「3年B組金八先生 第7シリーズ」が、現在TBSchにて再放送中であり、また見ている。 小山内美江子脚本の”過激さ”極まれる 第7シリーズはショッキングに「薬物/ドラッグ」をテーマとしており、父親は薬物依存かつ家庭内暴力をふるう母親をもつ、丸山しゅう(演:八乙女光)の心境が緻密に描かれており見る度に心が締め付けられる感じだ。 そのしゅうのテーマ曲が、劇中歌「心の雨(Il pleure dans mon coeur)」。これはフランス詩人、”デカダンスの教祖”、ポール・マリー・ヴェルレーヌ(Paul Marie Verlaine)(1844年3月30日~1896年1月8日)の詩をもとに、城之内ミサさんが作曲、編曲したもの。演奏は国立・パリオペラ座管弦楽団が特別編成で行っている豪華なもので、城之内ミサ氏は指揮も行っている。訳詞はこちらなど で読むことができる。 メロディラインはストリングスにより演じられているのだが、今日はこの曲のサビをギターでコピーしてみる。
コード進行は、
の
■関連記事: 草刈麻有「東京少女」 【このコンテンツは批評目的による城之内ミサ氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】 |
草刈麻有「東京少女」
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牧歌組合blog休止時の古いネタ。2007年10月11日から2008年3月20日まで放映された、「3年B組金八先生 第8シリーズ」のヒロインといえば、草刈正雄氏の愛娘、草刈麻有嬢。 金八シリーズでは、時宜に則して最も旬な教育テーマを採り上げる小山内シノプシスに、いつも大変感心させられる。第8シリーズは脚本を清水有生氏が担当したようであるが、モンスターペアレント、学校選択制、学校裏サイト、ネットカフェ等がテーマとして採り上げられていて、最後まで見逃せない展開であった。草刈麻有嬢の演じた森月美香は、 ・私服登校による制服への反発 など数々の見せ場が用意されており、彼女のどことなく物悲しいクールな目線と相俟って素晴らしいシーケンスを構成していたように想う。 2008年10月、彼女は、BS-TBS(旧 BS-i)「東京少女」に出演しておりこれも彼女の「こわれもの」のような感受性が大々的にフィーチャーされている。さて今日はそのオープニングで流れる爽やかなギターフレーズを引用/コピーしてみよう。残念ながら公式サイト等でも作曲者のクレジットが無いため、記述していない。キーはGメジャー
麻有嬢が出演した第1話「もうひとりの私」の脚本は元女優の中江有里さんが担当している。中江有里といえば、大林映画の女優でもあり、少女のナイーブな琴線を描く脚本家として成長されたことが本当に喜ばしい。そういえば、宮部みゆき原作の大林宣彦映画「理由」 において、中江さんはライターとして出演していたが、大林監督の、演じ手の現在のステータスをも考慮した、こういった”にくいキャスティング”って本当に素晴らしいですね。金八先生第8シリーズは、山田麗、高畑充希、忽那汐里も良かった。 ■関連リンク: 東京少女 公式サイト ■関連記事: 「音楽美学」を読む【6】大林宣彦監督「理由」
【このコンテンツは批評目的による「東京少女」の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】 |
続:伊織+加藤美佳+木南晴夏+原田由美子+MEGUMI「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」
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昨日 に引き続き、「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」(←)のパブロック的音楽mixtureについて語りつつ、パブロック的mixtureから阪急平野文化圏よりも更に広大なアメリカ音楽mixture地図を描いてみよう。 blogをお休みしていた昨年(2008年)、私は女性ジャズ・ボーカルものを熱心に収集していた。特にfavoriteだったのが(今もだが)、ブロッサム・ディアリー(Blossom Dearie)、ヘレン・フォレスト(Helen Forrest)、アニー・ロス(Annie Ross)、ダイナ・ショア(Dinah Shore)ら才媛たち。彼女らは、 ・ブロッサム・ディアリー:スコットランド出身 ・ヘレン・フォレスト:ユダヤの血を引く ・アニー・ロス:両親はスコットランド人。ロンドン生まれ ・ダイナ・ショア:ユダヤの血を引く と一例に過ぎないが、いずれも所謂”被差別民族”である。言うまでもなく「アメリカは人種のるつぼ」なのであるが、アメリカ音楽(ひいては現代の音楽一般)は多民族文化のフュージョンという視点をもたないと語ることはできない。 ・ロック=アパラチア山脈のケルト文化+デルタ地帯のブルース (Elvis Presleyらにより融合される) ・ジャズ=ユダヤ人クレツマー音楽+ニューオーリンズ黒人ジャズ (ウェスタン・スウィングが絶妙な位置にある) ・ファンク=黒人ソウルミュージック+白人エレクトリックロック (偉大なるジミ・ヘンドリクス) おそらく全てが多民族文化ブレンドものだ。単一民族が文化を作ったわけでは、決してない。牧歌組合のテーマは「ジャンルを超えて音を楽しみ解析する。音自体に名札やブランドラベルは貼られていない」であるが、実は超えるべきジャンルの枠って、もともと無いのね。 「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」の後半部分、水中コスプレ・バトルが展開され、木南晴夏嬢は水中でパンティストッキングを苦心しながら装着、ナース服を纏ったりするのであるが、その順位発表シーン(晴夏嬢は3位)のBGMとして流れる音楽が、アメリカ音楽のmixture性を如実に具現化していると思う。ポルカ(自:ポーランド)、クレツマー(自:ユダヤ)、カントリー(アメリカブレンド)、ウェスタン・スウィング(アメリカンブレンド)どれともジャンル定義できそうな音楽。クラリネット、シロフォンの音色を聴くことができる。伊藤大輔氏はこの音楽をどこから引用したのだろう。とてもセンスがいい。「ポルカしかないぜバンド」みたい。 その「カントリーとも、クレツマーとも、ポルカともとれる」魅力的なギター・フレーズを取り上げてみる。キーはCメジャー。
ハンマリングオンとプリングオフで、モタっと演奏するのが肝のよう。6小節目のフレーズは、ヤードバーズ時代のジェフ・ベック曲「ジェフズ・ブギー(Jeff's Boogie)」のソロのようである。そういえば、ジェフ・ベック自体がそのアドリブに「じゃじゃ馬億万長者」の(米カントリー)音楽などを引用しているのか。とにかく弾いてみて気持ちのよくなるフレーズだ。7小節から8小節にかけては、V7->Iで終止すればいいところに、敢えてIV(=F)の構成音をはさむことでアーメン終止(IV->I)の挿入を行っていて、ここらへんがカントリーっぽい浮揚感を表現しているようだ。音楽家はみな、多民族mixture文化のなかにいて、他民族文化の「発展的引用」に貪欲である。敬意。 本作品において16才の木南晴夏氏は、将来の夢に関し ・芝居、ドラマ、バラエティ等いろいろ経験して、いろいろできる人になりたい と語っている。貪欲であり、”具体的にこれから行うこと”を夢として語っている。伊織嬢が「CMやりたい」、加藤美佳嬢(仮面ライダー555 クレイン・オルフェノク)が「憧れられる人になりたい」と”結果としての夢”を語っているのと比べて、きわめて現実的・戦略的(いい意味でね)である。 橋本治氏が10年前ほどオウム事件を語った際、「本当に負けつづけた被差別民族(例:ユダヤ人)は、サリンを撒いて一発逆転をしよう、勝とうなんて考えない。それは長い目で見れば負けるに決まっているから。もっと現実的な戦略をもって、ひとつひとつ解決していく貪欲さを持っているはず」(大意)というようなことを語っていた。 「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」撮影からの7年後の彼女のステータスを見れば、その聡明さ・貪欲さに感心すると同時に、木南姓に変えて潜伏する楠木一族の「執拗さ(by かしこ ではなくて司馬遼太郎)」、クレツマーやアパラチアン音楽の地道な戦い、20世紀少年の氷の女王やコンチの戦いなどの”粘り強さ”と同じ波長である気がする。ただ、このビデオで語られる
という計画は今も生きているのだろうか。 ■関連記事: 木南晴夏から楠木正成に至る
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伊織+加藤美佳+木南晴夏+原田由美子+MEGUMI「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」
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木南晴夏「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」 に引き続き、グラビア・アイドル時代の木南晴夏嬢のイメージビデオ「テレ朝エンジェルアイ 南の島で大運動会」(←)のパブロック的音楽mixtureについて語ろう。 オリジナル音楽は元倉宏氏が担当している。元倉氏は「魔王ダンテ」、「一騎当千」などの音楽も担当している音楽家だ。音効担当は「ワクワク・ドキドキ宣言」と同じく伊藤大輔氏。おそらく同一工程にて両作品は製作されたのであろう。 5人のエンジェルアイがビキニ姿で様々な対決(ビーチフラグ争奪戦、シューティングなど)を繰り広げるのであるが、今日はその対決ファンファーレ(景気付け!)として流れるちょっとメタリックなフレーズを取り上げてみる。キーはAメジャー。
なんとなく「さあ、battleするぞ」という気分になるフレーズ。コード進行は IV(サブドミナント)→bIII(ドミナント7代理)→I(トニック) で、基本はツーファイブだ。 雅楽を職業としていた時代、師匠から言われた言葉なのだが、 キチンと終われないと音楽にならない という個人的名言がある。結婚式などで演奏される雅楽は、式の進行にしたがって曲の途中でコーダへ持ち込まなければならないフェーズが必須であり、私は龍笛を担当しておりそのコーダへ持ち込む合図を出す役割も演じなければならないのであるが、その「終わりの合図」が不適切で、コーダが決まらないと、それまで演奏してきた音楽が台無しになってしまう、ということに対する注意/指導であったように思う。 ジャズをやっていても、ロックをやっていても、ブルース(ターンアラウンド・リックね)でも、また、他の仕事でも同様のことは言えるような気がする。何事もフィニッシュの決めがが肝心である。 ファンファーレのような音楽は、そのコーダだけを切り取ったようなものであり、上記フレーズもそれに該当する。楽器を持って無敵になって、一発でキメルためのフレーズ、武器。 本作品において木南晴夏氏は、 ・好きな男性芸能人が妻夫木聡であること を述べている。続きは明日、と切り上げたいが文章も終止形が肝である(苦笑)。切に駄文御免。 ■関連記事: 木南晴夏から楠木正成に至る
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木南晴夏「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」・パブロック・ストロンボリ
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ゴールデンウィークまっさなか、そろそろ、木南晴夏-楠木正成 考古学的音楽街道 から現代へ回帰する。2002年Liccaとして木南晴夏嬢がデビューした後、タイのプーケットで撮影された映像「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」(←)の音楽を考察する。 音効担当は伊藤大輔氏。東京都六本木を拠点とする東京サウンドプロダクションに所属しており(参照 )、ABCテレビの虎バンなどの音響効果を担当しているようだ。「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」のBGMは、様々なジャンル(テクノ、レゲエ、ファンクetc)が巧く引用されている。 私はかつて、「さばざまなジャンルが混合されたレアなバンド」っていうのが大好き(例えば英国ロックのCasablancaとか、Ann Odell嬢のショパンとか、ニック・ロウのブリンスリー・シュワルツ(Brinsley Schwarz)とかのあたりね。最低限ファンクとプログレが共存していること)で~~~まあ、一言で言ってしまえば英国特有の「パブ・ロック」ってことなんだけど~~~、高い金を払わないと入手できないソレラLPを買い漁っていた。だが、「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」などグラビア・アイドルのイメージ・ビデオで、ジャンルを超えて選曲されているBGM群って、あまりそれらと大差ないのでは? なんて、今思ったりする。それも安価で手に入れられるし。 まだあどけなさが残る16才の木南晴夏嬢はBrinsley Schwarzの2ndアルバム「Despite it All」ジャケットに描かれた少女のよう。趣味は「いろんな乗り物にのること」と語る。遊園地のジェットコースターが大好きとのことだ。そのベクトルにしたがって、晴夏嬢がマリンジェット、パラセイリング、(!!ネタバレを含みます!!)最終的には象に乗るというのが「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」のシノプシスである。 さて、始まって約5分経過したシーケンスにて、木南晴夏嬢の「マリンジェット初乗り」イベントが発生するのであるが、ここで流れるBGMを解析してみよう。「音楽と交通」は「A列車で行こう」とか「ルート66」とか分離させて語ることが困難であることは多くの人が共感するところと思うが、私たちの進む音楽街道を走る”乗り物”を起動させるワクワク・ドキドキなリフレインである。シツコクてすみません。キーはEメジャー。
なんとなく「さあ、rideするぞ」という気分になるフレーズ。コード進行は I(トニック)→bIII(ドミナント7th代理) で、ワコール「LALAN」(2009春・夏)CM音楽 とおなじ短三度上昇進行。単純にV7を用いるよりもドキドキ・ワクワク感が増す。 赤いビキニ、黒いビキニ、水玉ビキニと木南晴夏嬢で閲覧可能なビキニ姿の大半の画像の源泉はこの作品のロケで撮影されたもののようである。また、「中学一年生から本格的にバレエを習って、頑張ってカラダをやわらかくした」という彼女の過去も語られているため、必見アイテムである。加えて、デビュー&上京直後であるにもかかわらず、関西訛りが出ないのは彼女の音程のよさを物語っている。 現在の木南晴夏嬢のステータスを考慮すると「テレ朝エンジェルアイ ワクワク・ドキドキ宣言!」は少女期の彼女を捉えたプライベート映像のような魅力を持っており、トマス・ハリス「レッド・ドラゴン」のトリック(家庭ビデオ)や、イタリアに移住したイングリッド・バーグマンを捉えた一連のロベルト・ロッセーリーニ作品(「ストロンボリ」、「ヨーロッパ1951年」、「イタリア旅行」)を想起させる。誉め過ぎか。 ■関連記事: 木南晴夏から楠木正成に至る
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大後寿々花 コンビニレジ袋CM
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めでたく高校入学された大後寿々花嬢が出演する、AC(よりよい社会をめざす民間の広告ネットワーク)+NHK共同キャンペーンCM、「コエだしてエコ」 。音楽は、ガールズ・スカバンド、Yum!Yum!ORANGEの「Merry Go Round 」(作詞:KUMI 作曲:RYU, KUMI )で、アルバム「ORANGE ROCK FES 33」に収録されている。
キーはC#メジャー。コード進行は、リサイクルがテーマということもあってか、循環コード。曲名もメリーゴーラウンドで循環。
と、「I-VIm-IV-V7」。ギター、裏打ちの歯切れよいスカ・カッティング。CM後半で聴けるサビは、
のスリーコード。ボーカルの個性的なvoiceが魅力的。昔はミュート・ビートとかスカパラでしか聴けなかったようなジャパニーズ・スカ・サウンドを、”ガール・グループ”で聴けるのが単純によい。毎晩、会社帰り近所のコンビニでビール(乃至氷結果汁)を買っているが必ず「袋要らないです」というようにしている。昨日も、一昨日も、明日も。 ■関連サイト: Yum!Yum!Orange 公式サイト ■関連記事: 大後寿々花&マイケル・ジャクソン in あいくるしい「ベンのテーマ」
【このコンテンツは批評目的によるKUMIさん、RYUさんの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】 |
ギターソロ催馬楽神楽「瑞神楽」(木南晴夏-楠木正成 音楽街道をゆく:催馬楽)
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「時代を超越するリリシズム」を求め、「過去の記録の保管」のために「民謡の電気化/電子化」を施行錯誤しつつ、木南晴夏-楠木正成 音楽街道をゆく。 音楽街道をゆきつつ、催馬楽(さいばら)に至ったのであるが、催馬楽を楠木正成に直結させるのはちょっと無理があるかもしれない。催馬楽自体の成り立ちは、平安時代に遡るし、雅楽に組み込まれ宮廷音楽としての地位を築いているため、河内音頭や詩吟に対する楠木正成の影響と同程度のことを語ることは不可能だ。まあしかし、楠木正成は南朝を守るストラテジストとしてこの音楽を聴いたのであろうし、湊川神社でも演奏される機会はあるのだろうし、ついでに催馬楽に立ち寄ってみよう。 今日は催馬楽をエレクトリック・ギターのフレーズにしてみる。解析コピー元はこちら 。 かなりコピー元の音程が不安定で捉えにくいのであるが、冒頭部分をギターでコピー、無理やりコードをつけてみると
基調はG#mマイナーとして解釈でき、他の和声は、 ・C#(→サブドミナントIV) って解釈できるかな。弾いてみるとこれもまたズート・ホーン・ロロの「ダリの車」みたい。 今日はこれだけ。 ■関連記事: 木南晴夏から楠木正成に至る
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仮面ライダーディケイド変身時のフレーズ解析「世界の破壊者ディケイド 九つの世界を巡り」
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木南晴夏嬢の成長過程を探求する「木南晴夏音楽街道をゆく」シリーズでシツコク引用して いるし、今更大声で言うのも時宜を外した感があるのだが、今年の仮面ライダー、「仮面ライダーディケイド」は本当に面白い。 何が面白いのかというと、2000~2008年の平成仮面ライダーシリーズ9作(クウガ、アギト、龍騎、555、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ)の時間/空間を並列で流し、そこを往来するというコンセプトである。 こういう、歴代仮面ライダーが一緒に戦う、というコンセプトは、1970~80年代での「東映マンガ祭」シリーズや、後楽園遊園地→東京ドームシティなどで定期的に行われている所謂「ぬいぐるみショー」にお決まりのテーマ(アギト、クウガ、龍騎が一緒に戦うなどね)であった。こういったコンセプトで作品を書くことは極めて困難である。なぜなら其々の作品のテーマを十二分に理解しないと、各作品の世界観まで破壊してしまい、各作品ファンに幻滅を与える。そもそも9作品の世界は一部(クウガ→アギト)を除いてクロスすることなく描かれてきていたため、それぞれの世界で「仮面ライダー」の存在理由は100%異なっている。そのため、「ぬいぐるみショー」などでの試みとその脚本は、「まあ、しょうがないか」という気持ちもあるが、所謂オコチャマだましのものに終わることが多かった。 だが、「仮面ライダーディケイド」での仮面ライダー共演は全くそのレベルとは異なる。本当に難しい作品コンセプトを、非常に面白い作品に変えているのは、脚本家・會川昇氏の腕によるところが大きい。ブレイドのスピード感など、もともと私は彼の作品が大好きだ。個人的には超高い評価を与えていたが、残念ながら打ち切りになってしまったアニメ、「天保異聞 妖奇士」でも、會川昇氏の、些細な台詞回しから、背景描写にいたる緻密な時代公証の評価は高かった。江戸時代、天保の風景に対して深い造詣と、時代への敬意を払いつつ、見事に描いていた。 この「様々な世界に対する造詣と敬意の払いかた」が同様に平成仮面ライダーの各世界に対して適用されているのである。平成仮面ライダー全作品の本質を見抜きつつ、視聴者にも”気を配り”、九つの世界を巡る。そして自虐的に「世界の破壊者ディケイド」と謳うところが、本当に高尚である。 今日はその「世界の破壊者ディケイド」の変身シーン、「通りすがりの仮面ライダーだ、よく覚えておけ」(仮面ライダーディケイドの台詞引用)と、門矢士(井上正大)がキメルBGMとして流れるフレーズをコピーしよう。
■関連リンク: 仮面ライダーディケイド 公式サイト ■関連記事: 木南晴夏9つの世界
【このコンテンツは批評目的による鳴瀬シュウヘイ氏、中川幸太郎 氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】 |