牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~ -79ページ目

ニャホニャホタマクロー、コード進行研究

「トリビアの泉」エンディングテーマ曲のニャホニャホタマクローの歌

ご存知のとおりニャホニャホタマクローはガーナのサッカー協会会長で実在の人物。

今日はそのテーマ曲のコード進行を研究してみよう。キーはCメジャーだ。


Nyaho Nyaho

performed by ニャホニャホ少年少女合唱団 (c) フジテレビ 戸川純?


【A】

*** *** *** *** ロー
*** *** *** *** ロー
*** *** *** *** ロー
|C |F |F |G7 C|

注) プロモーションビデオでは第1行&第2行、エンディングでは第3行が流れています。


コードはC→F→G7→Cの展開。つまり|Ⅰ|Ⅳ|Ⅴ7|Ⅰ|という音楽の基本的な骨組みの構造。

パッヘルベルのカノン や、バッハのプレリュード で紹介した骨組みとまったく同一。

この骨組みの上に軽妙なメロディがのることで、僕らをワクワクさせてくれる。

また第2小節のFは3,4拍目で、代理コードDmに変化するようにも聴こえる。


【B】

*** *** *** ***
|Am |E7/G# |G |D7/F#|
*** *** *** ***
|Am |E7/G# |C/G |G|

ベースラインに注目(E7/G#は、キーはE7だが、最低音部はG#であることを示す)。

ラ→ソ#→ソ→ファ#と半音ずつ下降していく。

ちょっと特異なコード進行だが、基本は2小節ブロックで、

|Am|Am|G|G|

|Am|Am|C|G|

という骨組みに、仮想Ⅴ変換を用いている、つまり、Am に完全4度下Eを加え、

Gに完全4度下のDを加えていると考えるとよいだろう。

(参照:パッヘルベルのカノン


半音下降を加味するならば、

|Am|AmM7|G|GM7|

|Am|AmM7|C|G|

とコードアレンジすることも可能だろう。

【C】

間奏
|G7 |G7|

コード楽器は鳴っていないが、【B】パート最後のG7の引き伸ばし。

【D】

*** *** *** *** *** ***
|F G7 |C |F G7 |C|

音楽の王道「Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ」の繰り返しで解決する。

音楽の基礎はここにも息づいているわけだ。


#しかし、【B】のパターンも結構耳にする進行。研究が必要ですね。


著者: フジテレビトリビア普及委員会
タイトル: トリビアの泉~へぇの本~(10)

☆音楽解析の続編は『コチラ』 にて!

1年生になったらアイスクリームを

◆循環コード

先日パクリと話題のHIGHWAY61「サヨナラの名場面」と中島みゆき「ファイト」

でちらりと言及した循環コード。

| I  | Ⅰ   | Ⅳ | Ⅴ7 |   音楽の骨格これから出発して

2小節目のⅠを代理コードⅥm に差し替え(ドミソをドミラに)

3小節目のⅣを代理コードⅡmに差し替え(ファラド→ファラレ)ます。そうすると、

| I  |Ⅵm  | Ⅱm | Ⅴ7 |

という「循環コード」ができあがり。

キーCの場合、|C|Am|Dm|G7|。ベースラインがド、ラ、レ、ソと動きます。

骨格を代理コード変換するだけで生じる、甘い感じ。

アメリカのプロ・ミュージシャンの間では、アイスクリーム・チェンジ とも呼んでいると、

あの Staff, King Curtis, Bobby Womack, Curtis Mayfield, Mariah Carey などのレコーディングに参加している、コーネル・デュプリーが彼の教則本のなかで書いています。

著者: Cornell Dupree タイトル: Rhythm and Blues Guitar


以下もヴァリエーション、同進行と捉えてよいでしょう。

a) | I  |Ⅵm  | Ⅳ | Ⅴ7 | (ⅡmがⅣに戻った)

b) | I  |Ⅵm  | Ⅱ | Ⅴ7 | (Ⅱmがメジャー化)

c) | I  |Ⅵm  | Ⅶm7 | Ⅲm7 | (Ⅱm→Ⅶm7, Ⅴ7→Ⅲm7と代理化)

d) |Ⅵm  | Ⅱ | Ⅴ7 |Ⅰ  |  (1小節目のⅠが最後に回っただけ)

e) | Ⅱm | Ⅴ7 |Ⅰ  |Ⅵm | (後ろの2小節が前に回った)

f) | Ⅱ | Ⅴ7 |Ⅰ  |Ⅵm | (eパタンのⅡmをメジャー化)



◆このコード進行の曲

これは本当にキリがないので一例を。


・"Wish Your Merry Christmas"
・Ben E. King "Stand By Me"

・Marvin Gaye "What's Goin On"

・Beatles "All My Loving"   (eタイプ)

・Beatles "Rocky Racoon"   (dタイプ)

・Earth Wind & Fire "September" (cタイプ)

・Deniece Williams "恋はマジック"

・Kokomo "I'm Sorry Babe"

・Andy Fairweather-Low "Everyday I Die"

・Van Morrison "Brown Eyed Girl"  (Bパートが倍テンで)

・一年生になったら

・ウルフルズ "事件ダッ"

・中島みゆき "ファイト"

・中島みゆき "サヨナラの名場面"

などなどなど。。。部分的に使用しているものは数限りないです。

・Police "見つめていたい"

もこっちでしたね。すみません。しかし骨組みはこれも「パッヘルベルのカノン」とまったく同じなのです。

この音楽の骨格に色彩を付けた循環コードも音楽の定番です。たとえば、どんなところにあるか?

明日から調べていきましょう。


■参照記事

パッヘルベルのカノン、名曲の秘密

KAANA

昔ビデオ屋で店員をしていたころ、有線ばかり聴いてた。

気に入ってた曲がKAANA "そっと目を閉じて"。


また聴きたくなって出社途中の東京駅で購入。

この曲のコード進行は基本

|A♭|Gm |Cm | Cm | の繰り返し。Bootsy`s Rubber Band の「電話代なんてくそくらえ」と同パタン。

|Ⅳ|Ⅲm|Ⅵm|Ⅵm| はⅢm とⅥm がⅠの代理コードだから、

つまり|Ⅳ|Ⅰ|ヴァンプの発展形ですね。この進行パターンも

名曲多し。自分は涙腺に来ます。

最近どうしたのかと思っていたら、病気療養中とのこと。

ハスキーで本当にいいボーカリストなんだがな。祈、復帰。



バッハのプレリュード

和声学をシコシコ探求するワケの解らない blog 化しつつあるが、「『ⅣはⅡmに代理できるから』などと言われてもさっぱりわからん。読み飛ばす」、と wife から言われる。


そんなときに打ってつけなのがバッハのプレリュード。少なくとも自分はそうだった。

この曲は以下の単純なコード進行ブロックを、次々と変形していくバリエーション見本市なのだ。
骨格は、


|Ⅰ|Ⅳ|Ⅴ7|Ⅰ|

これだけ。これを9回繰り返す、変形しながら。Kinks のRay Davies 「俺の人生は3コード」発言の如き潔さ。

その変形の過程を見ていこう。キーはCで。


No. codes roman info
1) |C|Dm||G7|C| |Ⅰ|Ⅱm|Ⅴ7| Ⅰ| -
2) |Am|D7|G|C| |Ⅵm|Ⅱm|Ⅴ7|Ⅰ| -
3) |Am/C|D7/C|G/B|C| |Ⅵm|Ⅱ7|Ⅴ7|Ⅰ| -
4) |Dm|Bdim|C|F| |Ⅵm|♭Ⅴdim|Ⅴ7|Ⅰ| ←ここで4度上のFに転調する
5) |Dm7|G7|C|C7| |Ⅵm7|Ⅱ7|Ⅴ|Ⅴ7| -
6) |FM7|F#dim|Cm9|G#dim| |ⅠM7|#Ⅰdim|Ⅴm9|#Ⅱdim| -
7) |G7|C|Dm/C|G7| |Ⅰ7|Ⅳ|Ⅴm|Ⅰ7| ←ここでGに転調
8) |Bdim|C|Dm add11|G7| |Ⅲdim|Ⅳ|Ⅴm|Ⅰ7| -
9) |C7|F|G7|C| |Ⅰ7|Ⅳ|Ⅴ7|Ⅰ| ←ここでCに転調


注: 転調が生じた場合、たとえばキーFに転調したときは、F=Ⅰとしている。

また、ローマ数字式相対コード進行で、基本形から変化の生じた部分を赤字表記した。既出の変化は黒字である。


さて、ひとつひとつ「どんな変形が行われているのか」みていこう。


1) Ⅳを代理コードⅡmに変える。ⅣとⅡmはともにサブドミナントであり、ファとラを共通音として持つからだ。

また、Ⅱmは4和音(Ⅱm7)とした場合、ドも含む。つまりⅡm7 = Ⅳ6(6thは基本的に多くのコードで混ぜることが可能)。変換後のⅡm→Ⅴ7→Ⅰをツーファイブケーデンス(進行)と呼ぶ。音楽の完全終止形(=おじぎ終止)であり、ジャズでも中核となる理論だ。


2)Ⅰを代理コードⅥm に変える。ⅠとⅥmはともにトニックであり、ドとミを共有している。Ⅵmを4和音=Ⅵm7 とした倍ソも共有する。コレもⅥm7 = Ⅰ6。


3) ⅡmをⅡ7に変える。Ⅱ7は3小節目V7へのドッペル・ドミナント。ドッペル・ドミナントとは、Ⅱm→Ⅴ7→Ⅰというツーファイブ進行の発展形で、この上昇進行の滑りを良くするもの。つまり、Ⅱmがメジャー化することでファがファ#となり、Ⅱ→Ⅴ7のラインで、ファ#→ファという装飾が生まれることになる。


4) ♭Ⅴdim はディミニッシュコード。ディミニッシュコードとは、構成音がすべて1.5音間隔になっている(Bdimの場合、シ、レ、ファ、ラ♭)不安なコード。これは、Ⅱ7(この場合G7)の代理が可能とされている。なぜなら、シ、レ、ファの3音を共有しているから。G7 にテンション♭9(=A♭)を加えて、G7♭9 とした場合4音を共有できる。


5) 1小節目はⅥmをⅥm7と7th追加したもの。4小節目のⅤ7は (6) のⅠM7 へのドッペル・ドミナントだ。

つまり、ここでⅠに進んでしまった場合、(6) の冒頭ⅠM7 の存在感が薄くなるため、時間を引き延ばして待っていると考えるとよい。例えるなら「ごっつええ感じ」の、「恐怖のキョーちゃん」のテーマソング、「恐怖の、キョーーーーーーーーーー」という遅延の部分だと思えばよい(thanks Mr. JM)。


6) ココはちょっと難しい。1小節目でⅠにセブンス追加してⅠM7。2小節目、#Ⅰdim はⅠ7の代理。すると、ⅠM7→Ⅰ7という進行になり、Ⅰ→Ⅳに置き換えている(ここだけ説明する自信ない)。3小節目で、Ⅴmとマイナー化、コレは(7) でのI7化を先取りする。つまり、シ♭をもつ。4小節目で#Ⅱdimという転調先の半音上のパッシングディミニッシュコードを用いる。パッシングディミニッシュコードとは、進行経過音としての装飾。たとえばギターで、セーハしたフォームをスライドした場合無意識のうちに使うのがパッシングコード。そのディミニッシュ版と思えばよい。


7) Ⅰをマイナー7thを加える。これは (9) へ布石となる。ここでもⅤmが続く。A♭+B♭というCに対するサブドミナント・マイナー群が鳴り響き、(9) の大団円へいたるドラマを演出する。未来少年コナンに例えれば、ここがギガント。


8)  冒頭Ⅲdim はⅠ7の代理コード。Bdim=シ、レ、ファ、ラ♭、G7=ソ、シ、レ、ファで、3音共有だから。


9) 元のCに戻る。音楽の骨格に戻り、大団円を迎えた。


転調の過程をみるとまた驚く。転調はⅠ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ.つ、つまり、4小節のユニットのコード進行とまったく同じで、入れ子構造になっているわけだ。「ゲーデル・エッシャー・バッハ」って本が流行ったことがあったが、確かに、エッシャーの描く階段のような構造美だ。


バッハが弟子たちのために書いた、平均律クラヴィアは音楽の旧約聖書と例えられます。

この「前奏曲」を練習するたびに、自分がゼロに巻き戻される気分。音楽好きはみなバッハの弟子なのだろう。

#さすがに今回はアフィリエイトリンク、はるきにならん。


■関連記事:G線上のアリア


☆音楽解析の続編は『コチラ』 にて!


新曲コード進行メモ 2005/05/22

曲名 キー コード進行 ローマ字表記 備考

クレイジーケンバンド/

タイガー&ドラゴン

Gm

サビ:(***~)

|Cm |Cm |Gm |Gm|

|E♭|Cm |A7 |D7 |

|Ⅱm|Ⅱm|Ⅵm|Ⅵm|

|Ⅳ |Ⅱm|Ⅶ7 |Ⅲ7|

ベースはc->b->b♭->a と下降。


AI/

Story

サビ:(1***~

|D-G|A-F#7|Bm-E |A-D |

|Ⅰ-Ⅳ|Ⅴ-Ⅲ7|Ⅵm-Ⅱ|Ⅳ-Ⅰ| 映画クレヨンしんちゃんの歌を歌ってたのか。

SHAKALABBITS/

between YOU and ME

サビ:

|F |B♭|Dm|C|

|F |B♭|Dm|C|

|B♭|B♭|F|F|

|Ⅰ|Ⅳ|Ⅵm|Ⅴ|

|Ⅰ|Ⅳ|Ⅵm|Ⅴ|

|Ⅳ|Ⅳ|Ⅰ|Ⅰ|

エリカ・バドゥ『Today』のウッドベース

相変わらず、最近のR&Bを聴きまくっていますが、Erykah Badu "Today" が大のお気に入り。

Various Artists /"Red Star Sounds, Vol. 1: Soul Searching"

彼女のアルバムには収録されてないアウトテイクらしいけど、

 ゆったりしたテンポに、ハスキーな女性ヴォイス+ウッドベースの組み合わせが最高の一品。

ウッドベースのフレーズをコピー。

Today

440Hz とした場合、録音ではピッチがやや低め、キーD♭(=|F|G♭M7||)にも聴こえるのですが、

それだとウッドベースの開放弦の響き、たとえば、譜面4行目、4小節目最後のD音のオクターブ重音は、キーをDにしないと出ませんので、キーDなのだと推理しました。(ウッドベース奏者のかた、ぜひ弾いてみてください。気持ちいいです。)

コード進行は基本、以下の繰り返し。

|F#m|GM7|   ローマ数字式ダイアトニック表記すると |Ⅲm|ⅣM7|

ⅢmはⅠの代理コードですから(参照:パッヘルベルのカノン|Ⅰ|ⅣM7|。

R&Bの心臓はこのⅠ→Ⅳヴァンプであるとコーネル・デュプリーが語っています。何故それが生まれたかというと、ゴスペルの歴史のなかでのアーメン終止がルーツにあるわけ。この点は一日じゃ書ききれないので、おいおい展開していきます(一応それを目的としたblog)。


それでは、「スマイル、トゥディ」。笑えない現代だからこそ。

SAYAKA タレント活動休止

松田聖子の娘 SAYAKA が芸能活動を一時休止するらしい。
音楽的には定評が高いらしく、
昨年の曲、"水色" のサビ部(凍りつく夏の~)コード進行はキーFm の
|Fm-A♭|E♭-C7|D♭-G7|C7|。
|Ⅵm-Ⅰ|Ⅴ-Ⅲ7|Ⅳ-Ⅶ7|Ⅲ7| でアルゼンチン・タンゴの巨匠ピアソラが「フーガの神秘」などで多用したコード進行に美しいメロディを乗せていた。 今週はこのコード進行で一席。

■関連記事:Yahoo SAYAKAタレント活動を一時休止

スターウォーズ新作、ネット流出

◆サブドミナントマイナー

19 日に公開されたばかりのスター・ウォーズ エピソードⅢが早くもファイル交換ネットに流出。

16,000人がダウンロードしたらしい。一応劇場に見に行けよなぁ、と。

さて、スター・ウォーズのテーマと言えば、巨匠John Williams のアノ曲。冒頭部のコード進行は、

|C  |F-C|F-C|B♭-G|。

|Ⅰ |Ⅳ-Ⅰ|Ⅳ-Ⅰ|Ⅶ♭-Ⅴ| で、これも音楽の骨格 |Ⅰ|Ⅳ|Ⅴ|のバリエーションである。

2小節目、3小節目の(Ⅰ→)Ⅳ→Ⅰという進行はヴァンプと呼ばれる、ワンコード進行修飾(アーメン終止と同じ理論です)。それを除くと、

|Ⅰ |Ⅰ|Ⅰ|Ⅶ♭-Ⅴ| となる。Ⅶ♭は突飛なようですが、サブドミナントマイナーと呼ばれるⅣmの代理コード。(ファラ♭ドとシ♭レファで1音しか重なりませんが、親近性の強いテンションをそれぞれ追加、Ⅳm6、Ⅶ♭7とするとファ、レ、ラ♭の3音が重なるため代理可能)。つまり、

|Ⅰ| Ⅰ| Ⅰ|Ⅳm-Ⅴ|。

Ⅳm サブドミナントマイナーは、Ⅰの同主調変換Ⅰm のサブドミナント。Ⅳ→Ⅴ進行をつなぐものとして頻繁に使われます。

Ⅰ→Ⅳ→Ⅳm-Ⅴ。音楽の骨格に装飾のひとつ、サブドミナントマイナーを加えることで色合いが増していくのです。

■関連記事:パッヘルベルのカノン、名曲の秘密HIGHWAY61「サヨナラの名場面」と中島みゆき「ファイト」

■関連リンク:ITmedia: 「スター・ウォーズ」公開初日で早くもネットに流出

藤崎奈々子面白すぎ

いとうせいこう「第2回名曲作詞権」がテレ朝で放映中。

藤崎奈々子、すげえおもろい。天然? 計算だったらすごい。

万年素の状態は芸能人とは思えない。

「ぽろぽろかけるよ、どんどんなくなる」と戦メリのテーマに乗せて歌うかーー?

好評の「買って、売って、買って」のCM音楽「車売るならー、ジー…」

のコード進行は、先日説明した音楽コード理論の基本、

|Ⅰ|Ⅳ|Ⅴ|Ⅰ|。

参照記事:パッヘルベルのカノン

エロジャケに気をつけろ【連載第4回】

ジャケにピクン→音にピクン!

今回は白人ロック系で。


Aerosmith etc / "Young Lust"

彼女のブラを外そうとすると、

MSの放送禁止CMみたいですね。

「ぅおーく・じす・うぇーぃ!」
Run DMC とのバージョンまで入ってます。
大友良英氏が新宿シアター・プーで
繰り返しターンテーブルに乗っけた。サイコー。

the Cars /"Candy-O"

全タイ、ってヤツですか?

カーズはいつ聴いても

いいバンドだなぁとつくづく思う。

都会のロック、って感じ。

このアルバムは'Let's Go'に尽きるかな?

Average White Band / "AWB"
最近(?)キャンディー・ダルファーのバージョンで
再ヒットした"Pick up the Pieces"

(TVドラマ『キソウの女』のテーマ曲ちょっと似てる)を収録。

スコットランド出身の「平均的白人バンド」だが、

ブラックなフィーリングたっぷりの演奏。

ベーシストで曲を書く Alan Gorrie のセンスがいい。

ファンクなのに、ケルティックに超メロディアス。

Van Morrison と同じアイリッシュ・ソウルなのだ。

前身となったバンドMogul Thrash のベースは、

John Wetton でした。

 

Sad Cafe

Sad Cafe /Fanx Ta-Ra
キャミソールの前をはだけ涙を流す女性。

マンチェスター出身のバンドで、

Funk から Progressive Rock っぽいものまで

こなすポップな一品。70年代だなぁ。。 

(廃盤。ベスト盤はある→ "Anthology"

Badger / White Lady
ニューオリンズの巨人、Allen Toosaint プロデュース。

ボーカルの Jackie Lomax は、おそらくブルーアイド・

ソウルシンガーのなかで、最も色気ある滑らかな

歌い方をするのでは?(個人的に大好き)。

バンドはAshton 抜きの Gardner&Dykeがリズム隊

+元Yes の Tony Kaye。 ゲストで

Jeff BeckBryn Howarth (←大好き)参加。

隠れた名盤って、こういう作品のこと。必聴!



■関連記事

エロジャケに気をつけろ【連載第1回】

エロジャケに気をつけろ【連載第2回】

エロジャケに気をつけろ【連載第3回】