ベルリン滞在7年、今思うこと | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~

ベルリン滞在7年、今思うこと

新年あけましておめでとうございます!

 

ドイツ・ベルリンで暮らし始めてもう7年が経ってしまいました。7年と言えば、ファースト・ガンダムからゼータまでの時間。

 

「当たらなければどうということはない!」と華麗に連邦の銃撃を回避していたシャアがティターンズに撃たれて血を流すようになるまでの7年間、「若さゆえの過ち」と言っていたシャアが「これが若さか。。。」とカミーユに殴られるまでの7年間、あのアムロが「あの……無重力空間の感覚は……怖い」と飛べない籠のなかの鳥になるまでに要した7年間、その時間と同じ長さの時間を、日本から離れて過ごしてしまったわけで、「もう、今日本のサラリーマン社会に復帰する能力は、完全に無くなってしまってんだろうな」と痛感してます。

 

ドイツに暮らし始めて、アルゼンチン・タンゴバンドで演奏し始めた2014年、このブログのタイトルも『牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~』なぞと、いきがって、気合入れて改変したわけでございますが、まあ、この7年間、特に際立った”成功”なんてものはなく、ただただ、ベルリンの色んなミュージシャン(昨年数えてみたら、7年間、通算して70バンドくらいで弾きました :) )と年間100〜150ライブくらいをこなし、なけなしのギャラを貰い、同時にフリーランスのITエンジニアとしての仕事を受注しながら、相変わらず別れた家族の住む東京の住宅ローンをなんとか払いながら、暮らしています。

 

でも、まあ、昨年(2019年)は一時帰国したときに、神戸舞子と東京吉祥寺でライブができたし、5月はチェコのプラハでライブしたし、まあ、華々しい成功はないわけですが、一応、多少なりとも”世界ツアー”と呼べないわけではない生活をしていないわけではない、と、自分の小さな幸せに自己満足したいと思ってます。

 

ま、ベース弾きながら、おもしろおかしく暮らせてれば、いいや、と。まだだ、まだ、終わらんよ!

 

Photo: ©️Julia Bittermann

※昨年のクリスマスはロンドンで過ごしました。デヴィッド・ボウイのジギースターダストのHeddon Streetに巡礼しました。ああ、5年間(Five Years)よりも7年間は、長いのだなー、と。

 

昨年結成した、ベルリンの日本音楽バンド、ふなむし(Funamushi)です。聴いてくださいっ! 応援よろしくお願いします!!

 


 

それでは本年も、「小塚、ベルリンで頑張ってるらしいね」など少しでも話題にする、(極めて難しいかもしれませんが)いい噂を流すなど、陰ながらの応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!