牧歌組合「灯りをみつけた」 | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~

牧歌組合「灯りをみつけた」













 今日は、マーシャ・クレラさんのNext Timeのコード解析の続きを書く予定だったが、別件。

 昨日、前職で知り合った尊敬するエンジニアN氏と、O氏と、同僚のD氏とで昼食を摂ったのであるが、たのしい会話の中、
 「この人(=小生のこと)は、今まで上手く出世しそうな寸前に総てぶっ壊して生きてきたヒトだ」

 というような形容をいただいた。正直、自分は自分のことを「パンクでロッカー」と自惚れていたりするので、非常に光栄で嬉しかった。


 「ジャズの巨人」であったチャールズ・ミンガスが、自伝で自らのことを「負け犬」と呼ぶセンス、
 親愛なる友人ミュージシャン、塚本功くんがたまにライブでカバーする忌野清志郎の「よそ者」、
 「なぜいつも俺は盗人呼ばわりされるのか?」と歌う ザ・バンドの「怒りの涙」
 「ちっさなイスに腰掛けてふんぞり返っている奴にはなりたくない」みたいなことを書いた宮沢賢治。


 僕は、上述のような「感じかた」が好きだ。それは、ひがみではなく、生きる上で世の中と自分の距離を計り、大切にするための一種の「礼儀」だ。 

 僕は、大学も中退しているし、転職歴もひどいもんだ。
 だけど、流浪の民であっも、一生さすらっていても、たとえ、たびたび一箇所への定住を追われたとしても、結局「これでいいのだ」と思っている。
 それで、音楽を創りだした、ユダヤ人や、アイルランド人や、黒人の「感じかた」に近づけるのであれば、もし、少しでもそうなのであれば、「これでいいのだ」と思う。


 さて。

 このブログでも、他人の曲のことばかり書いて、過去「何故私はいつも盗人扱いされなきゃならないのか?」と身にしみる問題を起こしているのであるが、
今日は、ちょっと初めて趣向を変えて、自分の作曲した曲のコード進行を解析します。

牧歌組合「灯りをみつけた」

こころば「灯りをみつけた」

 大好きなトッド・ラングレンとビル・モンローに「I Saw the Light」というこれも大好きな美しい曲があって、そのタイトルで自分が曲を書いたらどうなるかな?
と思って書いた曲です。

キーはCメジャーで、4/4拍子、エイトビート。

【I】イントロパートのコード進行は、Dのワンコード8小節。主調にたいしてIIをドッペルドミナントでメジャー化して【A】パートのGにつなげます。
【A】パートは、








|G|Bm|F|C|

の繰り返し。シンプルです。V(ドミナント)から、長3度上がってVIIm(まあ、V代替ですな)、そこから短5度上昇で裏コードであるIVに遷移して、
5度下降でIに戻る。まあ、無理ののないコード進行。

【B】パートは、








|Am-G|F-C|Am-G|F-C|

の繰り返し。単純です。マイナートニックVImにいき、V-IV-Iで解決。

 自分の曲なので、あれこれ客観的に書けませんが、本ブログ初めて!(∩´∀`)∩ワーイ
 歌詞を堂々と掲載しておきます。






「灯りをみつけた」
作曲:小塚昌隆
作詞:小塚昌隆、山本郁子 

きらりきらり
星よりもはるか
ミルクのような
安らかな揺らぎ

ふわりふわり
想いより軽い
魂はいま
サーカスのようね

灯りをみつけた
雨の降りそうな日
もう遊べない空き地に
灯りをみつけた


ゆらりゆらり
海よりも静か
振り子のような
やわらかな刻み

ぽつりぽつり
想いより近い
土に播いた
種が起きる音

灯りをみつけた
雨の降りそうな日
もう遊べない空き地に
灯りをみつけた


 最後の2行は、郁子姉さんに手伝ってもらってますが、僕の詩です。

 どうぞ、歌ってくださいねー。