波田陽区ギタープレイ解析 | 牧歌組合~45歳からの海外ミュージシャン生活:世界ツアーに向けて~

波田陽区ギタープレイ解析

◆クレヨンしんちゃん
『伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』


子供たちと観てきた。
映画館でクレヨンしんちゃんを見たのは初めてだが、かなり楽しめる。
「未来3分間だけヒーローになれる」野原家一家の葛藤が面白いペーソスを出す。

映画冒頭10分ほどずーっと、主婦ミサエの朝の日常生活が描かれる。
皿洗い、洗濯、調理、家族の世話…。
ここのアニメーション、超商業アニメと古川タク が出会ったような瞬間で素晴らし。。
劇場の子供たちの、思わず吹き出したような笑い声も心地よい。



美保純 が涙なしには見られないという、
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

もよかった。
このスタッフ、いいセンスしていますよね。


で、アニメキャラクターとして波田陽区が出演。


ギター侍のうた 、純粋に「変な音楽だなー」と思っていたので、
彼のプレーを(自分なりに)研究してみる↓

hata_tab


基本は Am7 一発の12小節ブルース(?)なのだが、

左手薬指で6弦を激しく叩くように演奏することで、

hata_finger

5弦の開放Aと、6弦のGが低音域でぶつかり、

独自の泥臭いビートを出していると思う。

また、(意図しているのかしていないのかは判らないが)

4弦のEをプリングオフして開放のDを混ぜることにより、

11th の響きを加えることで、コーダでのアイロニカルな効果を発揮している。


ブギー に近いような感じなのだろうが、
13thが混ざらないので基本的に違う。

こういう曲、どこかできたような。。。
ううむ、無理やりジャンル分けしたら、

キャプテン・ビーフハート鉄砲光三郎 に近い???


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 スタッフはスゴイ人であった!


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